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【町家の家づくり】雁木町家こばなし

2019.06.03  ライフ  タウン

こんにちは!
高田の雁木町家に暮らす主婦、吉田です。

夫と娘の遊ぶ声に聞き耳をたてていたところ、
娘が「じゃあここ、おとうちゃんのけんきゅーしつね!」と、トイレのドアをあけていました。
娘からのこういうはずかしめが大好きなとーちゃん、きゃっきゃ喜んでおりました。
夫よ、わが家のおトイレで研究にいそしむのだ!




おつまみ的に、今日はちょっと雁木町家こばなしでもさせてください。
こばなしの割に、少し長くなってしましましたが…。

私が町家に興味を持つようになった大きなきっかけは、就職後、京都・奈良へと配属された当時の休日の街歩きでした。
車で走れども走れども北海道という、広いようで狭き歴史の浅い地に生まれ育った私には、古都の佇まいにただただ圧倒されるばかりでした。
そして、古い建物、特に町家の活かし方、魅せ方のうまいことうまいこと。
もう、街の文化レベルの違いの大きさに、えり、かるちゃーしょっく!でしたね。

ただ、そのきっかけのもっと前から、私は知らぬまに町家にひかれていたようです。
みなさんはこの絵本、ご存知ですか?

福音館書店さん発行の「おみせ」という絵本。
私の子どもの頃のお気に入りの絵本のうちの一冊です。
絵のみではありますが、丁寧に書き込まれた味わいのあるタッチの様々なお店に、飽きずに何度もめくった覚えがあります。
母が大事にしまいこんでおいてくれたのを、今度は私の娘にと、札幌の実家より譲り受けてきました。
懐かしくめくっていると、巻末ページになにやら見覚えのある地名…

ん?

んん⁉︎

知らぬまに幼い頃に上越の町家と出会っておりました。

他に町家ではありませんが、当時の私のお気に入りのイラストであった、北海道は小樽市の時計屋さん。とんがり屋根がかわいい。

金沢の有名なお店も…。

そして、これは上越に移り住んでからのことですが、高田の雁木町家の魅力に気付かせていただいた出来事があります。
私がまだ住み始めたばかりの9年前、先に住み暮らしていた夫に雁木通りを案内してもらったことがありました。
その当時は、私達が知らなかっただけかもしれないですが、わざわざ見学に足を運びたいステキな町家って、きものの小川さんくらいしか思い浮かばず…。
今のようなナカナカな盛り上がりは想像できない、少し寂しい雁木通りを、「あの町家も、この町家もほんといい味だしてんだけどな〜!」というじれったさと残念さとともに、なんだか寂しい気持ちで歩いたのを覚えています。
そんな印象を抱きつつ、日本三大夜桜で有名な高田の観桜会にいったところ、ふらっと立ち寄った観光物販コーナーで、あるポストカードが目に入りました。
雁木町家がなんだかとってもステキに、ほっこり描かれている…!

そうそう!高田の町家ってこんな風なイメージだったら素敵なんじゃない?と私が思うイラストの数々…。
そのイラストを描かかれたのは、ひぐちキミヨさんとおっしゃる東京ご出身、上越在住の方。
それ以降、ひぐちさんのポストカードのファンなのですが、私が高田の雁木町家に暮らすようになったのは、この方のイラストの影響も大きいです。
(念のため申し添えておくと、このブログでは営利目的の記事は禁止されておりますので、純粋にいちファンとしてご紹介させていただいております。)

もう一冊、ご紹介させてください。
偶然図書館で手にしたのですが、新潟大学建築計画研究室の方々が編集、平成22年に発行された、「町家読本ー高田の雁木町家のはなしー」という小冊子です。

(写真はコピーをとらせていただいたものです)

雁木通り誕生のゆえん、雁木町家の構造の変遷が、町とのかかわり合いと絡めて、わかりやすくコンパクトにまとめられています。
数ページのものですが、密度の濃い、大変読み応えのある冊子です。

上越に生まれ育った方は、雁木町家を見慣れ過ぎていて、そのデザインのおもしろさよりは、不便さのほうが目につくようですね。
「なんで町家なんかがいいかねぇ?寒いし、暗いし、お隣とプライバシーないよ?」とか、
「ステキかもしれないけど、もう絶対住みたくない」
なんて時々言われます。笑
上越に生まれ育った方にこそ、雁木町家の持つその魅力、可能性に気付いてほしいなと思います。

以上、高田の雁木町家の魅力再発見のコーナーでした。(あれ?タイトルかわった?)




ハナシは変わりまして、イチゴジャム好きのわが家。
春先に5瓶仕込んだイチゴジャムが気付けば残り1瓶…。
ヤバイよヤバイよー。(ここ、出川哲朗さん風にお願いします)
そんなわが家に、神降臨。
ママ友が清里に借りてる畑でイチゴが大量にとれたとのことで、おすそ分けいただきましたー。わーい!
このママ友、超ミラクルスーパーサイヤ人でして。
5人のこどもを育てつつ、家の中でニワトリ(!)飼育して、仕事もし、子供の習い事送迎を毎日こなし、ピラティスして、畑して…。
ん?アレかな?もしかしてあなたパーマンでしょ?コピーロボットいるんでしょ?なんて、キャパがお猪口な私は思ってしまいます。

少しつまんでみると、さわやかな甘さに手がとまりません。
いただいたうち、半分は早速お目当てのイチゴジャムにします。
ヘタをとっていたら、わが家の妖怪イチゴ娘にたべられ…。ひぃー、なくなるがな!

コロンとしたフォルムがあまりにもかわいらしくてつぶすにはとてもおしく、つぶさずにそのまま煮たらコンポートのようになりました。
これはパン用ではなく、夏のカキ氷のトッピング用に、とっておきたいと思います。

もう半分は私の大好きなイチゴのクラフティに。イチゴたっぷりでぜいたくですねー。

結局、イチゴジャムのストックはできませんでしたが、幸せな数日間でした。

最後までお読みいただきありがとうございます。

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上越教育大学 准教授 吉田 昌幸さんご一家

上越教育大学 准教授 吉田 昌幸さんご一家

吉田昌幸→青森県南津軽郡藤崎町出身。
吉田恵理→北海道札幌市出身。
2009年4月より上越市に移り住む。
町家に魅せられ、2016年に高田の築75年の雁木町家を購入。リノベーションし、2017年より住み始める。
娘2人の父と母。